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凡庸なるがままに。


by michelle_s
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帰省、イエメン戦

▽ 会社が夏休みで、私は休日出勤はなるべくしない主義なのでまっとうに夏休みを送るべく、静岡に帰省してきた。いやー、もう食べられないムニャムニャ。ごはんの量が多くて、町内会盆踊り大会のくじびきに家族で出かけた程度しか動かなかったので、体重計に乗るまでもなく肥えました。明日からの夏休みの残りはスポーツクラブにちゃんと行こうと思う。

▽ 実家にはTV好きの父親が買ったでかい液晶TVがあり、CSもBSも地上デジタルも見られるのだが、日本映画専門チャンネルでやってた柴田錬三郎原作の「図々しい奴」が異常に面白く、毎朝9時から3話ずつ放映していたので夫婦揃って規則正しく見てしまった。(「日本映画専門チャンネル」に載ってる番組詳細)学歴と家柄と資産はないけど、持ち前の図々しさと立ち回りの上手さでのし上がっていく男の一代記。放映を見てから上の番組詳細を見てショックだったのが、主演俳優がこのドラマで人気者になったのにその後仕事が回されず自殺してしまったという話。あまりにもこのドラマの役と正反対なので、この役のイメージを払拭できなかったのか、俳優としての自分が役の影になってしまったのか…と想像して(何しろ生まれる前の出来事なので)切なくなった。
 画面が白黒なので、最初はTVドラマなのか映画なのかわからなかった。アフレコが微妙にずれているのだけが気になるけど、構図や撮影や編集を見た感じは、このころのドラマはほとんど映画と同じ録り方をしているのでは?思った。前にNHKアーカイブスで「おはなはん」を見たときも思ったんだけど、昔のドラマって面白い。引き込まれるものがある。日本のTVドラマって一部を除いて退化してるんじゃないかとすら思った。ってほとんど見ないんですけどね。
 あとこのドラマ、杉浦直樹が超若くて二枚目、だけど髪型は一緒なのが見所っていうのと、谷啓(このドラマの映画版で主演)の歌う主題歌が青島幸男作詞・萩原哲晶作曲でまんまクレージーキャッツなので、ひさしぶりに「日本一の無責任男」とか見たくなった。こういう勢いのある話が、高度経済成長期の日本では人気があったんだなあとしみじみ。

▽ で、今日は自宅に帰ってきてイエメン戦観戦。うーん。スクラップビルドしてから初めてのAマッチだとこんなもんなのかな。私はサッカー見る目ないんでよくわからんが。しかし、それでもこないだのアレックスは結構良かったのに今日はダメダメなのはわかった。ボール持ち過ぎだよ。いくら「考えるサッカー」を求められてても止まって考えてたらそら相手はいくらでも戻りますわな。そのぐらいは私でもわかったぞ。闘莉王も2、3日前「上がるのを解禁する」みたいな記事を読んだけど、あまりスペースを作れるような効果的な上がり方じゃなかった気がする。しかし、なんと言っても今日は田中達也は自分のパフォーマンスが悔しくて眠れないんじゃないだろうか…と他人事ながら心配になってしまった。

(8/17追記)この試合、BSの方を見てたんだけど解説の原博美・山本昌邦ペアは前半はダメ出しの連続だった。
ヒロミさん語録:
「サントスこれでは後半交替させられますねー」
「前が止まってるんですね」
(前半終了時、アナの「オシム監督の言う水を運ぶ役というのは機能していましたか」という問いに対して)
「(水は)だいぶこぼれてましたね」
(後半開始時、羽生が入ってきた際、誰に交替なのかという問いに)
「駒野じゃないですか」→本当に駒野交替
 いやー、観ててちょっと疑問を感じるような箇所にすぐ言及してくれる解説って素敵。テレビ朝日観なくてよかったあ。
(追記おわり)

 トリニダード・トバゴ戦の前、選手のうちのだれかが「ボールを持っていない時の動き」が重要とか言ってた気がするんだけど、今日は特に前半、ボール持ってない時は全然動いてないように見えた。決めごとを練習しすぎて動けなくなったのかしら。まあ、最初から「考える」ことができてる選手ばっかり日本にいたら、ワールドカップはあんなんじゃなかったと思うので、これから漫画みたいに成長してくれると勝手に期待して応援しよう。
by michelle_s | 2006-08-17 01:08 | サッカー/フットサル