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凡庸なるがままに。


by michelle_s
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かわいいかわいいかわいいベイビー

 日常生活に支障をきたさない程度に、ちくちくとやっているFFXIですが。

 なんせこのゲーム、
「諸悪の根源の大魔王を倒して『おお あなたこそ まことの ゆうしゃです!』なんつって称えられ、そして伝説へ」
というものではないので、終わりがない。
 しかしレベルを上げるとそれなりにごほうびがもらえるわけで、昨日は最初の節目ともいうべき、「サポートジョブ」を取れるレベルを目指し頑張っていた。いつもならば夕食を終え、洗濯などをしてから寝るまでの1~2時間をゲームにあてていたのだが、昨日は「レベルが上がるまで寝ない!」などと思ってしまったのだった。このゲームはひとりで戦っていてもまあ遊べるのだが、レベル上げを目指すとなると、パーティを組まないと効率が悪い。オンラインひきこもりの私は、全然知らない人たちとパーティを組むことは今までほとんどせず、孤独にモンスターを殴り続けるだけ(私のキャラは格闘専門の「モンク」)だったのだが、目の前にニンジンがぶら下がった状態に目がくらみ、ついにそこらへんを歩いている人をパーティに誘い始めた。
 運のいいことに、私と同じようにゲームを始めたばかりで、日本語オンリーで、かつレベルが同じ人たちでパーティを組むことができたのだが、誘った私がリーダーになってしまうのである。パーティの人々に自分も初心者であることを伝え、
「無理をしないでいきましょう」
とモンスターを倒し始めた。
 初対面同士なので戦闘に必要なこと以外はしゃべらない寡黙なパーティだったのだが、何匹目かのモンスターを倒し、ヒーリングをしている最中に変化が訪れた。
 戦士さんが突然

「今病院から電話があって、子供が産まれました」

と言ったのだ。
「?」
「マジですか?」
「てかリアルで?
「はい」
もちろん全員、
おめでとうございます!
…でもFFなんかやってていいんですか?
とリアクションしてしまったのだが、奥さんが「立ち会わないで」との希望だったので、家で待機していたとのこと。それを機にぎこちなかったパーティもなんとなく一体感が出た(ような気がする)のだが、オンラインゲームで人の誕生に出会うとは思わなかった。

 そのまま明け方近くまでプレイし、私はメンバーにお礼を言ってシャットダウンしたのだが、今頃戦士さんは病院に行っているのだろうか。見知らぬ戦士さん、おめでとうございました。

 
by michelle_s | 2004-11-17 12:56 | ゲーム